Freedom and Sensitivity in Music vol.2
- NOCTURNE REVE
- 4月10日
- 読了時間: 2分

こんにちは。
今回のトピックは、曲先の作詞の完成度を高めるための依頼ポイント
参考音源・世界観
について。
作詞をする上で最も重要ではないかと思っています。
作曲と同じように、もし少なからず参考にされた音源があれば教えてください。
「こういう感じになればいいな」という音源でもOK。
「オリジナル曲なので、そんなものはありません」でも構いません。
むしろそのほうが自然かもしれません。
その場合は、表現したい世界観をお伝えください。
過去にご自身で制作された作品があれば教えてください。
参考音源をご提示頂いた案件については、クライアント様の嗜好を分析しながら、
世界観をご提示頂いた案件については、頂いた言葉を丁寧に分析しながら、作詞をしています。
例えば
「ダークなイメージの歌詞にしてほしい」
という世界観を頂くことがよくあります。
ダークなイメージ、当方大好物です(笑)
ただ、ダークなイメージは人によって異なるんです。
暗い森なのか、寂しい夜なのか、内面的な闇なのか、猟奇的な殺人なのか・・
ダークの許容度によって完成する歌詞が大きく変わってきます。
特に暴力的な言葉を嗜好される場合、それがParental Advisory - Explicit Contentに該当しても良いかどうか、確認させて頂くことがあります。
ここで
「世界観って何だろう?」
「イメージってどうやって伝えればいいんだろう?」
と悩まれた方。
困ったときは、5W1Hです。
いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように。
これに加えて、どう思ったか、があれば叙情豊かになります。
ストーリー性のある歌詞にしたい場合は、起承転結です。
Aメロでは起、Bメロで承、サビで転、エンディングで結、にしてみます。
メッセージ性のある歌詞にしたい場合は、
サビやエンディングにその言葉が入るように、
他のフェーズではその言葉を伝えたい情景や背景などで補うようにします。
しかし、具体的にしすぎてしまうと、
音楽ならではの婉曲や曖昧さを残せなくなりますので、
そのバランスは、クライアント様のご希望に合わせて調整します。
また、ハチャメチャな展開にするのもアリですね。
誰も想像していなかった展開・・謎めいた言葉の羅列・・
ミステリアスなほうが何度も聴きたくなりません?
どんなイメージを描くにせよ、
その歌詞の中にキーとなる言葉やメッセージがあると、世界観の軸が定まり、
引き締まった歌詞が完成します。 ACO
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